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2005年02月 読書ノート最終更新日:2005/02/28
ここでは私が読んだ本についての感想を公開しています。本のジャンルは「なんでもあり」です。
クレジットカードは身近なものでそんなに知らないことは多くないかなと思っていたが、この本を読んでみると全くと言っていいほど知らないことばかりだったと言うことに気づかされた。銀行系のJCB、三井住友カード、DC、UC。信販系の日本信販、オリコ。消費者金融の武富士、アコム。出てくる名前はほとんど聞いたことがあるが、実際に、それぞれの会社がどのような生い立ちなのかということや、そもそもの業界の成り立ちなどは全く知らなかった。
そもそもこの本を読もうと思ったきっかけは、近年のインターネットを用いた販売手法などの影響もあり、クレジットやカードでの決済が増えてきているので、クレジットの知識をきちんと整理しておこうと思ったこと。残念ながら、この本ではネット販売でのクレジットなどのテーマはあまり取り上げられてはいなかったが、それを除いても興味深いクレジット業界の知識を得る事ができたと思う。
日付:2005/02/28
最近いろいろと業界本を読んでいるのだが、コンサル業界の本はこれで二冊目。一つの業界を複数の本で読んでみると、結構とらえ方が違うのがわかる。業界の生い立ちや現状をだいたい把握するのであれば一冊読めば十分と思うが、複数の本を読むからこそ見えてくるものは確かにあると感じた。
特にこの本で特徴的と感じたのは、コンサル業界が取り組むべきテーマについて上げている点。具体的には、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、IT家電、燃料電池、コンテンツ市場、ロボット市場が上げられている。もちろん、これらはコンサル業界が取り組むべきテーマのホンの一端でしかないと思うが、それらのテーマにコンサルタントがどのように取り組んでいく必要があるのかについて考察されている点は非常に関心を持つことができた。
日付:2005/02/27
大学生の頃から経営学には関心があり、もちろんMBAにも興味はあった。MBAというと欧州や米国への留学をテーマにした情報が多い中で国内の大学院でのMBA取得のガイドブックということで手にとって読んでみた。平成14年に出版された本という事でちょっと情報が古いが、国内の大学院でMBAを取得するということも十分有意義な事であると感じる事ができた。
実際に国内の大学院で、仕事続けながらMBAを取得するとなると、夜間や土日に講義を受けることになる。そうなると、定時に退社して大学院で講義を受けて、終わったら会社に戻ってきて残業をするという生活になることを覚悟しなければならない。これはとても大変なことだと思うが、やってやれないことは無いという印象も受けた。この本では、妻や子とのコミュニケーションの時間が無くなった事などを上げてもいたが、幸いか、私には妻も子もいないので、もしもトライするのなら早めに取り組んだ方がいいかなという気もした。
この本にもキャリアアップなどいろいろなことが書いてあったが、社会人になって大学院に通ってMBAを取得取得を目指す最大のメリットの人脈形成だろうな、と思う。
日付:2005/02/24
物流というと、宅配便のような身近なもののイメージはあったが、この本を読んでみて物流業界の幅広さが見えてきたように思う。また他の業界と同じように、物流業界の中でも相互進出が行われており、名前を良く聞く会社の本業が何かを知ることができた。日本通運の通運とは鉄道貨物、日本郵船の船舶貨物、ヤマト運輸はトラックによる陸運。やはり、もともと抱いていたイメージ通りトラックによる物流が多いということが分かったが、船舶・鉄道の物流も環境面から見直されていることも改めて知ることができた。また、営業用トラックによる事故の問題等の課題が多い事も改めて認識することができた。
今まで物流業界について学んだことは無かったので、内容はとても新鮮で、初めて知ることも多くかった。特にSCMについては、今まで分かっていたようで分かっていなかった。SCMというのはサプライチェーンなので、供給者同士の繋がりを管理する事で、一企業の中で物流効率化することをSCMとは呼ばないということ(一企業のなかで物流を効率化する事はロジスティックスとしか呼べない)を知ることができた。
日付:2005/02/22
デロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)によるコンサルティングの入門書。中身を読んでみて、ひょっとしてこの本はアビームコンサルティングで実際に新人の教育のために使用されているのでは無いのだろうかという印象を持った。
内容は、コンサルティングスキル、ビジネスナレッジとITスキルの三本柱で構成されておりバランスよくコンサルタントに必要な基本的な知識が書かれている。それぞれの項目はとても基本的なもので、各項目の詳細な内容を学ぶための足がかりとなる事を意識して書かれている印象を受けた。ただ、ITスキルの項目については、ちょっとわかりにくいかなという印象を受けた。もうちょっと図などを使って説明される方が理解しやすいかなという感じがした。
コンサルティングを行う上で必要な基礎知識が、一通り抑えてあるという印象。コンサルティングに取り組むのであれば、一通り読んでおくとすべき事が見えてくるのではないかなと思われる本である。
日付:2005/02/21
最近ネットショップなどに関心があり、アマゾンについて詳しく知りたいなと思いこの本を購入した。しかし、副題にもあるとおり、この本はあくまでもアマゾンの日本における展開に話の中心がおかれている。また、アマゾンという企業を客観的に分析した本でもなく、著者がアマゾン・ジャパンの中でどんな仕事をどんな気持ちで取り組んだか、という事が書かれている。この本を手に取った本来の目的に合致する内容では無いのだが、非常に興味を持てる内容だった。
この本の中で特に印象に残った部分が「立ち上げの日」。日本でアマゾンを立ち上げる時のちょっとした事件だが、ベゾス(アマゾンの創始者)や女子社員が高級ホテルでレセプションパーティを開いているのに対して、アメリカからはるか日本に出張して必死にシステムの立ち上げの為に働いてきたメンバがオフィスのキッチンスペースでのささやかなお祝いをする。そのことに腹を立てたメンバが、ホテルに乗り込もうなどと言い出して一悶着が起こるという事件。著者はひがみの一言で片づけてしまっているが、縁の下の力持ちとも言える彼らに対して十分に配慮ができていないトップというのは非常に問題があるのではないかなぁという気がする。組織における「人」についてちょっと考えさせられる部分だった。
日付:2005/02/20
東北楽天ゴールデンイーグルスが、プロ野球に参入する事になったことが大きな原因だとは思うが、また楽天に関する書籍が出版されたようだ。近所の本やで平積みになっていたので早速買ってみた。
内容は、以前読んだ「楽天の研究」と重複も多く、新しい発見は多くはなかった。ただ、こちらの書籍は楽天だけでなく、三木谷氏に視点をおいていることもあって、彼がいかにして人脈を形成してきたのが記されている。2000年頃のITバブルに踊った起業家達とは一歩距離を置き、礼儀正しさや交渉力が財界との人的ネットワークに一役買ったという見方がされている。なるほど、学生から企業した人も多かったITバブルの時代には交渉力に優れた起業家はあまりいなかったのかもしれない。
またこの本では、ソフトバンクやライブドアなども競合他社として取り上げられている。楽天は明確にコアとなるビジネスを持っているところが、他の2社と最も異なる点であると記されている。そう考えると、ソフトバンクやライブドアはIT企業というよりも、M&A企業という方が正確なのかもしれない。もちろん楽天もM&Aを非常に得意としているが。
日付:2005/02/17
コンサルティング業界というと、戦略系や会計・IT系のコンサルティングファームを思い浮かべるが、この本で取り上げられているコンサルティング業界では、SIerなども含まれているので、対象とする範囲が広いように感じた。とはいうものの、やはりメインは、戦略系や会計・IT系のコンサルティングファーム。例に漏れず、コンサルティング業界は実力主義だ、というような説明がなされている。
読んでいて特に面白いと感じた部分が、コンサルタントの採用面接で突然、「都内にあるガソリンスタンドはいくつ?」というような質問をしてくるという点。この質問は、コンサルタントを志望する人が、どのようにその課題に対して考えるかを問う為に行っているということだが、人の考え方をこのような質問を通じて判断するというのは非常に関心が持てる。
この本を読んでいて気になったのが、記述されている内容がコンサルティング業界全般に言えることなのかどうかという疑問を感じたこと。この本で描かれているコンサルティングファーム像が、先日本を読んだアクセンチュアに非常に似ている。と思ったら、著者はアクセンチュアの出身ということだ。コンサルティング業界像を知るには、まだまだ他の本も読んでみる必要があるのだろうな、と感じた。
日付:2005/02/17
派手なうたい文句の多いアフィリエイト本だが、このほんのタイトルも例に漏れず、月5万円という結構な金額をうたっている(月5万円といえば、年間では 60万円にもなる)。アフィリエイトで稼ぐというのはなかなか難しいことで、かなり手間がかかることだと思う。Webサイト作りが楽しく感じられない人にとっては、年間60万円では割に合わない仕事だと思う。と、後ろ向きの姿勢を書いてみたが、Webサイトを作る事が楽しいのであれば、リスクも少ないアフィリエイトとというのは良い選択肢ではないかと思う。
アフィリエイトには、Webサイトへの集客+αが求められる。この本には、そのためにはどのような姿勢で取り組めばよいのかが書かれている。内容は比較的地味で、まじめなことが書かれている。月5万と銘打ってはいるが、それは難しい、根気のいる仕事であることも記されていて好感が持てる内容だと思う。
ただ、私自身がWebサイトでアフィリエイトを始めたのは、「文字ばっかりで寂しい」と言う意見があったので、著作権の問題に触れずに上手く画像を充実させる方法を探して、アフィリエイトに行き着いたのだけれど。
日付:2005/02/16
この本で言うところのECとは、電子商取引(Electronic Commerce)だけでは、電子コミュニケーション全般を対象としている。なのでこの本には、電子的なコミュニケーションを行う上で必要なことである知識やモラル、コミュニケーションの手段や形態としては、電子商取引以外に、電子メール、Webサイトなどにも言及されている。私がこの本を手に取った理由が電子商取引の知識を深めたいということだったので、期待した内容ではなく、物足りなかった。この書籍の内容自体は、電子的なコミュニケーションの基本的なリテラシを抑えており、しっかりした物だったと思う。
ただ私にとっては、電子商取引の知識を深めるという当初の目的の為に、他の情報源を探す必要性が残ってしまった。
日付:2005/02/16
「片づけ方」という部分がノウハウ本っぽい印象を受けるが、どちらかといえば自己啓発書。オフィス・自宅・鞄の中・パソコンの中から頭の中まで、ぐちゃぐちゃしていることをすっきりさせるにはどうすればよいでしょう?という命題に対しての答えを割と精神論で書かれている。物を片づける為には、捨てることが必要だが、捨てる決断をするのは大変なこと、その決断をどのようにすればよいか。内容は読まずに、締切が過ぎているか否かで判断をする。一つ一つの書類で判断するのではなく、書類のまとまりで判断する。という知恵が記されている。
私は、目次を眺めて、パソコンやスケジュールやスーツケースの中身についてまで上げられているので、ノウハウ本をかなり意識して購入したので、期待はずれといえば期待はずれの内容だった。ただ、片づけ方に瞑想や風水まで持ち出してくる当たりは興味深く、読んでいて面白かった。
日付:2005/02/15
小売業を中心として流通業についての今が描かれている。この本を読もうと思ったのは、流通業界についての理解を深めようと言うのが動機だが、業界知識や基礎という意味では満足できる程の内容だったとは思えない。ただ、流通業界の現在についてはいろいろなことを知る事ができた。自分自身が街で見かける小売業が行っているサービスが行われている理由などを知ることもできた。
流通業界と言えば、数年前からダイエーとイトーヨーカ堂の比較が定番とイメージが強いが、実際にこの本を読んでみるとイオン、ウォルマート、ドン・キホーテ、ファーストリテイリング、ヤマダ電機、ニトリなどのプレーヤの顔ぶれも見える。このようなプレーヤが凌ぎを削る流通業界だが、ここでもやはりキーワードはIT。ところが、ITを駆使したコスト削減がお得意のイトーヨーカ堂の苦戦を見てもわかる通り、それだけでは消費者は寄りつかない。これからの流通業界の鍵は顧客を見ること、そのためにITを駆使すること。この本を読んで見て、そのように感じた。
日付:2005/02/15
アクセンチュア、非常に有名な会社で頭脳集団というイメージが強い。この本では、そのアクセンチュアがどの方向を向かってビジネスを行ってきたのか、その強さの理由について描かれている。前者の答えは、戦略コンサルだけでは無く、その提案を実行に移すところまで責任をとる・リスクを負うビジネスを行うこと。後者の答えは、ナリッジ・エクスチェンジと呼ばれる、全世界のアクセンチュア社員を結ぶナリッジ・マネジメントシステムを活用すること、そして他社から引き抜かれる程の人材を育て上げること。
ひとことで言ってしまえば簡単に聞こえるが、私は今までまともに機能しているナリッジ・マネジメントシステムを見たことがない。この本を読んだだけでは、どうしてアクセンチュアでナリッジ・マネジメントシステムが効率的に機能しているのかが正直わからなかった。ただ私は、他社から引き抜かれる程の人材の勤勉さとモチベーションの高さがそれを支えているのではないかなぁと感じた。
アクセンチュアの世界を垣間見せてくれたこの本だが、一点だけ不満がある。アクセンチュアの課題について何も描かれていないことだ。これではアクセンチュアが完全無欠の組織のように思えてしまう。きっと彼らは、たくさんの課題を抱えているに違いないと思う、その頭脳ゆえ。
日付:2005/02/14
TVのサスペンスなどでもお馴染みの探偵、浅見光彦シリーズの第一作目である。どうしてこの小説を読んだのかというと、東京都北区である。作者の内田康夫氏が東京都北区西ヶ原出身なのだが、この小説に現れる探偵、浅見光彦は東京都北区西ヶ原に住んでいる。「新・東京23区物語」を読んでから東京都北区について調べていたのだが王子近辺を調べている時に、浅見光彦が北区に住んでいる設定になっている事実に突き当たった。ということで、早速この小説を読んでみたという訳である。
東京都北区についてはこのくらいにしておいて、読んでみた感想だが、TVのサスペンスものの原作なので読みやすいだろうと思っていたが、やはり読みやすくてすぐに読み終えることができた。物語の始まりは正法寺美也子が殺害される場面まで静かに始まる、そして事件の捜査が始まる、前半の終わりになってやっと浅見光彦が現れる。浅見光彦が現れてから事件の解決までテンポよく物語が展開する。このように物語をざっと振り返ってみると、なるほど読ませる構成になっているなぁと感じる。
浅見光彦シリーズには「浅見光彦殺人事件」という作品があるが、この作品は浅見光彦シリーズを3冊以上読んだ読者のみお読み下さい、と作者からの注意書きがある。ということなのでまずは3作品、このシリーズを読んでみようか。
日付:2005/02/08
IT業界にいると、ERP(Enterprise Resource Planning)やSAPの名前はよく耳にするが、私自身実際にさわったこともなかったし、勉強する機会もなかった。ERPを全く知らないことに、それとなく危機感のようなものも感じてこの本を手にしてみた。読んでみての全体の感想は、ノウハウが詰まっている本だが「ERPとは何か」という基本的な事もきちんと書かれているな、という印象を受けた。また、ERPの本と言うとSAPの本という感じの本が多い中で、比較的一般的な事が書かれている印象を受けた。
この本に書かれているERP導入のノウハウだが、パッケージを導入する場合の決まり文句の「可能な限り追加開発は避ける」ということに関する注意点が多い。ERPに限らず、実際にパッケージを導入する場合には、わかっているいるのだが、追加開発が膨れあがってしまうという問題に直面する事は多いと思う。それに対する、鮮やかな回答が書かれている訳では無いが、このような本に目を通して、この問題点を意識する事は重要なのだろうなと感じた。
日付:2005/02/06
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