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読書ノート最終更新日:2007/08/13
ここでは私が読んだ本についての感想を公開しています。本のジャンルは「なんでもあり」です。
同業他社から優秀な人材を引き抜くためには、どのように計画しアクションをおこす必要が有るのかを解説した本。企業変革のためには即戦力を採用する必要がある。そのためには、求人広告を出すような待ちの姿勢ではなく、求職活動を行っていない優秀な人材を積極的に採っていく必要がある。ということや、その企業にとって必要な人材はどのような人材なのか。そもそも人を採用する必要があるのか。優秀な人材を採用したいといっても、どのような能力に優先度・比重をおくのか? ということをヘッドハンティングをする前にしっかり考える必要が有るということが前半で述べられている。後半では、ヘッドハントする人材をどのように口説き落とすのかということが述べられている。
後半の人の口説き落とし方のノウハウは読んでいて新鮮だった。営業トークっぽいという印象を受けたが、言い方を含めて、上手く話を持っていけば人を動かすことは出来るのかも知れないなと感じた。
前半のヘッドハンティングの計画については、なるほど納得できる内容がたくさん含まれていた。特に、そもそも人を採用する必要があるのか? という下りに関しては、特に印象に残った。ヘッドハントの対象となるようなマネジメント層の人材はどの企業でも人材不足で、そのような人材を採用できれば、ポストはいくらでも有るような印象がある。が、そもそも現在、その企業に存在するポストが本当に必要なのかを検討すれば人を補充する必要は無いのかもしれない、という視点。当たり前のことなのだが、新卒採用のように数の確保が目的ではないヘッドハントの場合には、言われなければ忘れてしまいそうな点だと感じた。
日付:2007/08/13
ネット広告の概観が紹介されている書籍。ネット広告が成長していると言う事実、ネット広告の特徴・種類・技術的な仕組み、ビジネスの構造(業界構造)、ネット広告の出稿のイメージ等が紹介されている。書籍全体の内容としてはよくまとまっているな、と言う感想。特に、ネット広告を出稿しようと考えているマーケティングの担当者にとっては役立つ本だと思う。
ネット広告の特徴としてよく上げられるのは、広告を見た人が、クリックしそのままその商品を購入する事ができる点及びその効果を測定できる点。また、ユーザ属性に応じた広告を選択して表示する事ができる点(ターゲッティング広告)。といった点が、この本ではわかりやすく紹介されていた。僕自身がWeb系のエンジニアであることもあり、このようなネット広告の技術面や種類などは既知の知識ではあった。そのような理由もあり、この本の中で得られた新たな知識の中心はネット広告の業界構造だった。広告主・広告代理店・メディアレップ・媒体社が、ネット広告にどのように関わっているかということがわかりやすく説明されていた。それと同時に、グーグル(AdSense)やサイバーエージェント(アメーバブログ)などは広告主と媒体社が直接取引する形(広告代理店・メディアレップの中抜き)でビジネスと展開していると言う例も紹介されている。ネット業界の広告収益モデルがどのように形成されているかを考える上で、一つ有効な知識が得られたと考えている。
日付:2007/08/09
サイバーエージェント社長の藤田晋氏と、一橋大学教授の米倉誠一郎氏が対談形式で、起業について話を進めている本。藤田氏がサイバーエージェントを起業、株式公開、ネットバブルの崩壊などの流れ中でどのように考え、どのように行動してきたかが語られている。この本の冒頭で記されている藤田氏の言葉「こっちに来てみろよ。そんな川の向こうにいないで、こっちに来たら? こっちの川岸はまだすかすかなんだよ」は、とても実感のこもった言葉だと思う。これは、ネット業界が競争が激しく、新規参入する余地がないように考えている一橋大学の学生達に、言った言葉。未だにネット業界は、ドッグイヤーと言われて、次から次へと新しいものが生まれてくる事が続いている。またまだやることはいっぱいある。それが、藤田氏の実感なのだろうという想像をした。
この本では、藤田氏がサイバーエージェントという会社をどのように考え、運営しているかを自らの言葉で語っている。そういう意味では客観性が無いのかも知れないが、なるほどと思える事が多かった。サイバーエージェントという会社は、新興企業なのだが、離職者が少ないというか、終身雇用に近い考え方をしている。これは、ネットの広告代理店というビジネスのノウハウを持った人が、外に流出してしまうことを将来の損失と考えているから。直近の利益だけを考えず、将来的な事も考えている。
また、藤田氏がこの本の中で、何度もサイバーエージェントが地味な会社だと言っている。確かに、ソフトバンク、楽天、ライブドアなどと比較すると地味な印象はある。良いこととも悪い事とも思わないが、僕は、これらの起業のトップの中では、藤田氏にもっとも共感を覚える。僕自身、地味な事は好きなので。
日付:2007/08/06
経営という視点からグーグルという会社を見ている本。この本にも書かれているが、グーグル社がどのような経営なのかという事はいまいちイメージがわかない。僕自身も、グーグルの経営と言えば、キーワード広告で利益を上げているとか、上場時の時価総額がすごかったとか、YouTubeも傘下におさめちゃったぐらいのイメージしかない。
この本ではグーグル社の沿革とグーグル社員の採用や働き方が中心に紹介されている。また、経営のフレームワークを使ってグーグル社の経営を分析したりもしているが、その部分は少し弱いというか、納得感があるほどの深掘りされていない感じがした。僕自身の読み方としては、グーグル社の沿革や社員の力をどのように発揮させて居るのかという部分を知ると言うスタンスをとった。
グーグル社の沿革は、1998年に、サーゲイ・ブリンとラリー・ペイジがインターネット検索エンジンの会社として創業し急成長、2001年にはノベル社でCEOをつとめていた経験を持つエリック・シュミットをCEOに迎え、その頃から日本を含めたグローバル戦略を展開する事になる。そしてその後も、いろいろなサービスを開発することになるのだがその原動力は、社員の力という事になるかと思う。社員の力をどのように発揮させるかという点については、「最高の人材」に「最高の創造的環境」を与えると言うのがその考え方となる。「最高の人材」については、2000年に米国がクリントン政権からブッシュ政権に変わり、シリコンバレーのITベンチャーが軒並み停滞し始めた頃が、グーグルの成長期にぴったりと当てはまったため停滞している他の企業から優秀な人材をハンティングできたという事があるようだ。それ以外にも1人の採用面接で、面接をする社員が費やす合計時間は87時間にも上るというほど採用の選別はしっかりとしているらしい。また、「最高の創造的環境」には、「飲食」「身体的ケア」「遊具」「イベント」と言う仕掛けを用意している。具体的には、社員食堂には一流のシェフを配置したり、会社でマッサージを受けることができたりと言ったようなことになる。
このようなことから、グーグルという会社がどのような会社かという片鱗が見えたような気がする。知ることができた情報は多かったが、読み終わった感想としてはもっと詳しく知りたいなと言うもの。
日付:2007/07/23
普段はあまりサブカルチャー本は読まないのだが、訳あってこの本を手にしてみた。その理由というのは、自分が小説を書く際の参考資料だ。この本は、イマドキ男子(20代から30代の男性)をいろいろなパターンに分けて紹介している。どのようなスタイルの人間がいるかをパターン化してあるものは、小説のキャラクターの性格付けをする際の参考資料になると考えて購入した。実際にこの本を読んでみて、確かに参考にできそうだなと言う手応えはあった。が、欲を言えばイマドキ女子の本も欲しいなと感じた。
具体的にこの本で、どのようなイマドキ男子が紹介されているかというと、サブタイトルになっている「リスペクト男子」や「しらふ男子」など。「リスペクト男子」は身近な友達をほめ、地元が大好きな男子。「しらふ男子」は酒やたばこやギャンブルが日々を楽しめる男子。このような「おやじ」にはあまりいないタイプの男子が紹介されている。それ以外に、「ツンデレ男子」や「ガンダム男子」や「ニュアンス男子」なども面白い。そもそも「ツンデレ」とは人前ではツンツン(無愛想)だが、二人っきりの時はデレデレする人を指す言葉で、女性を指す場合にも使う言葉。「ツンデレ男子」とはその意味の通り、普段は無愛想だけれど、心を許す人の前だけは楽しそうな男子。「ガンダム男子」とは、ガンダムという小説・アニメに強い影響を受けた男子。ガンダムのストーリーは、勧善懲悪のヒーローものではなく、大人の事情の中で振り回される主人公のアムロ達が苦悩する物語なのだそうだ。この物語の影響を強く受け、大人の事情への不信感を強く持っており、実社会では大人の事情に流されずに責任感を持って振る舞う事ができる人を尊敬するタイプの男子がガンダム男子なのだとか。「ニュアンス男子」は、その人の独自の世界観・個性を持っている男子。一番にはこだわらず、自分が納得できる世界にチャレンジする男子。
自分自身が20代なので、このような男子は自分の周りにこのようなタイプが居るなぁ、と納得しながら読むことができた。また、自分自身にも当てはまる部分は多いなと思って読む事ができた。純粋に楽しめる本で、一気に読み切る事ができた。
日付:2007/07/01
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